今年もあと3日になりました。新しい年を迎えるのに夫々のご家庭では、買い物や掃除など
忙しいことと思います。わが家では今日「お餅」を一うす搗き、お鏡を作りました。毎年暮れ
になると、家人が「今年の鏡餅は買いましょうか?」と訊ねます。値段を訊くと一重が2千円
程と言います。もち米なら5kが1300円ほどで、お鏡から小餅まで嫌というほど作れる・・と
言う訳で、今年もお鏡は自作しました。
お節料理は今日28日から始めました。一番厄介なのは黒豆で作る「ぶどう豆」です。年々
歳々作るたびに出来上がりが不味くなるような気がします。食べる娘たちは「おいしい」と
言いますが、それはご馳走になる側からの意見なので鵜呑みにできません。今年は、新し
い作り方で手掛けていますが、できあがりが心配です。
数年前のこと、義理ある方から「出来合いのお節料理」を勧めれ、買い求めました。品数が
揃っていて味付けも良い・・年末に忙しい思いをするより、出来合いを買う方が時間の短縮
になる・・と思いましたが、2回続けただけでした。付き合いがあるので今は「仙台の牛タン」
や、「松阪牛」などの単品を毎年求めています。
我が家のお節は、数の子・ごまめ・ぶどう豆・クワイの旨煮・きんとん・炒り鳥・酢蓮根などが
定型・・これに手がかからないものを数品用意します。今年はこれをウンと簡略にして煮物
を省き、「押し寿司」を思いつきました。そのむかし、実家では母親が押し寿司を作りお重に
詰めていたのを思いだし、チャレンジしました。
押し寿司には、エビと焼き卵を使うと彩りがきれいで、食べる側からは好き嫌いの好みがな
く、受け入れられ易い・・作る側から言えば面倒でない料理・・と思います。今からでも間に
合う「押し寿司」・・色んな具材=タネで楽しめる押し寿司を作って、このお正月を楽しんで
欲しいと思います。
サゴシ=鰆の幼魚で体長60㎝ほどの魚で、年中出回っています。私が一番好きな食べ方は
一塩をして酢で締めた「酢締め」・・その酢で締めたサゴシを使って押し寿司を作ってみました。
締め鯖で作る鯖寿司はおいしいですが、酢締めのサゴシで作る押し寿司も中々のものでした。
材 料
すしご飯1合半分
サゴシの酢締め片身分
作り方
すしご飯
ごはん米1.5合135g・・もち米を一握り混ぜる・・総量は1.5合
合せ酢米酢1/2カップ90cc
さとう大さじ 880g
塩小さじ 1.57g
合わせ酢の材料全部を鍋に入れて砂糖と塩が溶けるまで
弱火で煮る。すし飯の味付けは、砂糖と塩の量を加減して
好みの合わせ酢にします。
すし飯にもち米を入れると、押しずしがしっとり馴染むから
・・入れなくてもOKです。
サゴシの酢締め・・№268「サゴシの酢作り」をご参考ください
作るのが面倒なら、魚屋さんの出来合いのものをお使い下さい。
押しずしを作る
木枠の底板に合わせてサゴシを切り、底板にサゴシをのせ
その上にすし飯を木枠の8分目まで詰め込んで押し板をのせ
グッと押し込んで圧力をかける。
天地返しして木枠をはずし、ラップで包んで半日置く。