レシピ№897の続きです。混乱する今の世界で日本はどのように対応すべきか、トッドさんは
次の提言をします。安定した対外関係を求めるなら、日本のパートナーに相応しい国は米国
とロシアである。ロシアとの関係構築は、中国の存在を考えると地政学的に理に適っている。
但し、それを米国の尊厳を傷つけないように進めるべきである。
米国はアジア重視と言いながらこの地域には空母を一隻しか配備できていない。日本は自主
的な防衛力を整え、米国を助けるためこれまで以上の軍事的・技術的に貢献すべきである。
それは、日本の軍国主義化を意味するものではない。
ただ、第二次世界大戦の軍国主義の横暴・・と言う中国のプロパガンダは無視できないし
サムライと特攻隊の国・・と言う印象は残っている。更に、日本人自身が、自分たちの国が
危険な国・・と必要以上に思い込んでいるが、安全保障は過去の歴史と区別して考えるべき。
ヨーロッパから見た日本のイメージは「伝統」と「モダン」が絶妙にブレンドされた洗練された
国と言うイメージで悪くない。明治以降、日本は欧米に倣い軍事大国化したが、(日本の長い
歴史から見れば)それは例外的な一時期であって総体としては平和な歴史であった。江戸
時代の250年間戦争をせず文化と経済が飛躍的進展を遂げたのは、世界でも稀であった。
関連するコラムを置きます・・欄外のURLをご一読ください。
日本は、そうした平和な歴史をアピールしながら、米国を助けるために一隻か二隻の空母を
作るべき・・と提言します。トッド氏は左派系の知識人ですが、日本の自衛力強化に肯定的で、
日本の核武装をも支持していて関連のURLを置きます。
日本の核武装・・ http://blog.goo.ne.jp/kugedou/e/268464ba1b67b3745aba0f7ab2507f5e
日本の問題はただ一つ・・それは人口問題で少子化を放置し、移民も受け入れなければ日本
社会は存続できない。日本の長所は完璧さに固執することだが、無秩序も受け入れてはどうか
・・と問いかけます。女性のより自由な地位を認め、出生率を上げるには不完全さ、無序も受け
入れるべき・・子供を持つこと、移民を受け入れること、移民の子供を受け入れるのは無秩序
をもたらすが、最低限の無秩序を日本も受け入れてはどうか・・と結んでいます。
お送りするのは鶏肉二題です。身体の免疫力をつけるには、体温を高めることが必要、その
ためには筋肉を増やすことが必要、筋肉を増やすには蛋白質摂取が必要・・と三段論法です。
それに適度な運動も必要と言う・・ために、只今それを実践中で、レシピはその一環です。
最新のコラム・・杉原千畝だけではない、ユダヤ人を救った日本人
もっと焦点を当てていい日本人の人道支援・・JBPRESSより
からだを免疫体質にするには筋肉を増やす・・その手段として蛋白質摂取を増やすことが必要と
知り、高蛋白・低熱量・安価な食材に鶏胸肉がありました。胸肉の燻製を35gと卵の目玉焼きと
チェダーチーズ30gを毎朝食べます。これで摂取できる蛋白質は合計=24.5gになります。
材 料
鶏むね肉4枚1010g・・皮剥きした正味量
香辛料
塩コショウ小さじ 4
ガーリックパウダー小さじ 2
クミンパウダー小さじ 2
オールスパイスパウダー小さじ 2
作り方
鶏むね肉の水分を飛ばす
網かごに入れて、一昼夜寒風に晒す・・
1010gの胸肉が880gになりました。
むね肉に香辛料をなじませる
晒したむね肉両面に香辛料を振りかけ、フォークを
全体に突き刺し、手の平で叩いて馴染ませ、一と晩
冷蔵庫に(ふたなどせずに)入れて、乾燥する。
むね肉を温燻する
燻製機を温め、むね肉を燻煙する。燻煙チップは
香りの良い桜を使いました。加熱と燻煙の時間は
1時間ほどかけ、できあがりは750gになりました。
低cal・高蛋白質な食材・・単位は食材100kCal当りの蛋白質(g)
クジラ肉赤身24.1
鰹・生利節22.0
鶏・ささ身21.8
鶏・胸肉皮なし20.0
豚・ヒレ肉20.0
牛すじ肉・茹で18.0
以上の中でクジラ赤身は値段が高く一般的でありません。
豆腐類の蛋白質量は、鶏肉などに比べ少なく感じますが
日常の料理に応用範囲が広く、使いやすい食材です。
大豆食品の100KCalあたりの蛋白質(g)
木綿豆腐9.17
絹越し豆腐8.75
なっとう8.25
黄な粉8.12
厚揚げ豆腐7.13
おから5.40